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目覚まし時計に時の流れを思う

最近、目覚まし時計を買った。その目覚まし時計の秒針は時を刻まない。
要するにカチコチカチコチと一秒ごとに刻まず、スーっと流れるように連続に動くのである。
今まで刻む時計しか見てこなかったので、とても違和感があった。
しかし、考えてみれば、時間とは本来このようなものなのだろう。
何年何月何日何時何分何秒、それは我々が都合よく刻んでいるだけで、時間は今もまさに連続して流れているわけであり、そんなことを改めて新鮮に思い起こさせる目覚まし時計でありました。

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今に知る忙中閑あり

定年退職したら好きな本をたくさん読もうと本棚を埋め、好きなドラマや映画も観ようとディスクに録画を溜めた。
しかし、いざその身になってみれば、現役時代の方が、どれほど本を読み、映画を観れたことか…。
この歳にしてやっと「忙中閑あり」の意味がわかったような気がする。

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あちらもこちらもちゅうぶらりん

俺は田舎者か都会人か…。
生まれ故郷の田舎に帰れば都会人。今住む所に帰れば田舎者。
交わろうとすれば、何か空気が違う。
俺は田舎人であり、都会者なのだ。

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若さのありどころ

若さを図る尺度は色々あるけれど、私は「楽しさ」だと思うなぁ。「楽しさ」の数だと思うなぁ。
子供の頃は、ものすごく沢山の「楽しさ」を持っていた。それが歳を取ると共に一つ減り、二つ減りして、今はもう随分と減ってしまった。
何がいったいあんなに楽しかったのかと、少年の心をふと思いやる秋の夜。


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老いの境へ

老境と云うものに、静かに従えばいい。
ゆったりとのんびりと、今日だけの事を考え、明日は知らず、時には古い記憶をたどり、甘美な想いに浸ればいい。

読書は暇か?

秋の夕まぐれ、本を読んでいて、ふと思う。
読書とは暇潰しなのだろうか、それとも有意義な時間の使い方なのだろうか…?。

その如何によっては人生の受け止め方がずいぶんと変わってくる。


若いときの誓い

若い頃、下戸だった私に、ある上司は言った。「お前は酒が飲めないから出世は無理だ。社会的にも落伍者になる」と…。何と酷いことを言う上司と思った。
ならばと、その時とっさに思った。「偉大なる落伍者なってやる」と…。
それを誓ってから、ン十年。自分らしくは生きてきたとは思うけれど、はたから見ればどうなのでしょう?。
ただね、若いときに変な誓いはたてない方がいいな。

時間のあがき

あがいている。まだあがいている。
仕事をやめて半年、まだ一日の時間に翻弄されている。
働いてきた期間、ほぼ半世紀。働き足りたのか、足りなかったのか…。
これが当たり前の日常と悟れるまで、幾日かかるやら…。
心が先か、体が先か。
おずおずと、ままに生きていくしかあるまい。

幸せみたいなもの

最近、些細なことに幸せみたいなものを感じる。
 「みたいなもの」とは、この歳になっても、まだ幸せの実感が掴めていないからである。
若いときは、幸せって結構ハッキリしているものと思っていた。
それなのに最近は詰まらぬことに、やけにちょこちょこと「幸せみたいなもの」に、ぶち当たる。
玄関から小学生の孫が、友達の家まで駆けていく足音がする。
ああ、幸せだなと思う。


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